ヴィクトル・ユゴー、自由を求めた文豪。

ガーンジー島のカンディー・ガーデンにある ヴィクトル・ユゴー像。
ガーンジー島のカンディー・ガーデンにある ヴィクトル・ユゴー像。
 世界にその名を知られる、19世紀フランスの文豪ヴィクトル・ユゴー。若い時から詩人や劇作家として名をはせ、『ノートルダム・ド・パリ』や『レ・ミゼラブル』などの9つの小説を残した。『レ・ミゼラブル』のミュージカルや、子供向けダイジェスト版の『ああ、無情』を思い出す読者も多いはず。シネフィルなら、何度も映画化された『ノートルダム・ド・パリ』やフランソワ・トリュフォー監督作品『アデルの恋の物語』の情景が目に浮かぶだろう。
 劇作家、詩人、小説家としてはもちろん、画家、収集家、そして政治家としても活躍したユゴーの人生は、途方もなくスケールが大きい。
 今回の特集では、亡命中のユゴーが15年間を過ごしたガーンジー島に現存するユゴーの家や、若くしてロマン主義の代表格になったユゴーが暮らしたパリのアパルトマンを訪ね、その足跡を追った。「自由! 自由を救おう! 後は自由が救ってくれる」と記したユゴーの人生は、自由を求める闘いの連続だった。(さ)

 

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