夏は、酸っぱく辛く、本格的なタイ料理を味わいたい。

 パリの暑さが日々に増してくると、辛い料理が食べたくなってくる。すると出かけて行くのが、ベルヴィルの中華街にある〈ラオシャム〉。タイに2週間滞在したことのある稲葉由紀子さんが『新・パリでお昼ごはん』の中で、「ここなら」とすすめているお店。ボクは、なるべく大人数で出かけ、いろいろな料理をみんなで分け合って食べることにしている。二人の時だって、前菜、メインにこだわらず4品ほどとってテーブルに並べてもらい、あっちをとったり、こっちをとったり、というのが好きだ。
 そこで友人と、あれこれ好きな料理をあげながら選んだ4品は、〈パパイヤのサラダ salade de papaye〉(8.8€)、〈半分火を通したエビの辛味ソース crevettes mi-crues à la sauce pimentée〉(8.8€)、〈タイ風サツマアゲ pâte de poisson frit〉(10.8€)、〈子牛のレバーのグリル foie de veau mi-cuit à la sauce “bil”〉(10.8€)。それにせいろ入りのもち米を一つ(2.2€)とった。ワインはブルグイユの赤(13€)。これが値段の割りになかなかいけるのだ。
 パパイヤのサラダは、せん切りのパパイヤとニンジンが甘酸っぱいソースで和えてある。ボクには、多分これがタイ風なんだろうけれど、ソースが少々甘すぎるが、パパイヤの歯ごたえがうれしい。エビの一品は真剣に辛い! ライム、ミント、ニンニクの香りがぷりっとしたエビのうまさを引き立てる。サツマアゲはいつも揚げ立てが出てくるのがうれしいし、レモングラスの風味はタイならでは。辛めのソースに漬けられた小口のキュウリと一緒に食べる。「これビールに合いそう!」とは友人の弁。そしてボクには初体験の子牛のレバー料理。細長く切り分けたレバーをさっとグリルしてあるだけだから、柔らかいこと柔らかいこと。コリアンダー風味のソースで味わう。これはブルグイユにぴったりだ!
 もちろんトムヤムクンなどのスープもいろいろ揃っているし、チキンや魚のカレーもうまい。そしてパイナップル入りのピラフは豪華!(真)

crevettes mi-crues à la sauce pimentée

crevettes mi-crues à la sauce pimentée


Lao Siam

Adresse : 49 rue de Belleville, 75019 paris
TEL : 01.4040.0968
年中無休。12h-15h/19h-23h30。大人数の時は予約要。 - 日曜営業 - 祝日営業 - 22時以降営業