修復でバカンスを過ごす

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 バカンスの時期、どうせ出かけるなら社会の役に立つことをしながら過ごしたい、と思っている人に勧めたいのが、NPO「Rempartランパール」の活動だ。文化・自然遺産修復を活動とする170のフランスのアソシエーションの連合体で、昨年創立50周年を迎えた。年中、どこかの修復現場にボランティア作業員を派遣している。外国の現場とも連携する。フランス国内の修復現場なら8歳から参加できる。子どもには年齢に適した仕事を提供している。外国に行く場合は18歳以上。年齢の上限はないが、参加者の大部分が16〜25歳だ。修復場所は遺跡、城、教会、自然歩道、風車などで、左官、木工、石切などの技術を学ぶことができる。経験は問われない。登録料と、宿泊と食事の滞在費、保険がかかる。2週間の滞在で100〜150ユーロくらい。現地までの交通費は自分で払う。外国に行く場合は、少なくとも英語を話せることが条件だ。ロシア、ルーマニア、イタリアなど、30カ国の50の現場で受け付けている。今年の夏は外国も含めて250カ所以上で募集している。他地域から来た参加者と共同生活をしていくなかで、かけがえのない体験ができるだろう。仏外務省、文化省、EUの後援を受けているので安心だ。(羽)