モンパルナスで天下一品のポトフを味わってみた。

Pot-au-feu

まだまだ寒い日が続くパリ。ポトフを味わってはどうだろう? モンパルナス大通りの近くの横道に外観と内装のギャップがある、田舎風のレストランがある。ひときわ目を引く黄色いファサードが目印。店内には至るところに豚のお面やオブジェが並び豚肉料理がここのスペシャリテなんだなと分かる。

最近ではポトフをメニューに並べる店が減っているのでレストランで食べる機会は少ないが、ここのが天下一品との評判を聞いたので、今日のメインは断然ポトフなのだが、豚肉料理が並ぶ前菜の中にボーフォールチーズののったカルパッチオ(12€)を見つけ、これを試すことにした。カルパッチオといっても、薄切りの豚の三枚肉が並ぶ上に角切りのチーズ、クルトン、クルミ、細ねぎなどがのっていて豚肉でクルクルっと丸めて食べる。エシャロットとヴィネグレットが効いていて、いくらでも食べられそうだ。グラスで頼んだBrouilly(6€)とも合うし、自分でもこんなおつまみを作りたいなぁという気になる。

ポトフ(23€)はとうてい一人分とは思えない量が容器に入って登場。湯気が立つ熱々をスタッフが給仕してくれる。牛肉の大きな塊、ニンジンやカブなどの野菜に加えて目を引くのは、骨の髄の部分。つるっと中身を取り出して、パンにのせ塩コショウ少々で口に入れると幸せが広がる。これこそポトフの醍醐味です。ポトフ自体に味の変化は少ないので、大量の肉には、西洋ワサビやマスタード、コルニションなどを加えながら、モリモリたくさん味わうのが正解だ。

昼には前菜+メイン/メイン+デザートで19€、3品で21€の日替わりコースがある。前菜に選んだ落とし卵のスモークサーモン風味は、アネット独特の香りが心地よく、ダシの効いたクリームスープもいいお味。メインの仔牛のバヴェットは、これまたボリューム満点でランチを試しに来るだけでも価値がありそうだ。

店名のgentianeとは、黄色の花を咲かせるリンドウ科の多年草で、ヨーロッパアルプスではこの根を原料にして蒸留酒を造る。この店では48種を揃えているそうだから、試してみるのも一考だ。(里)

 


Gentiane

Adresse : 4 rue Stanislas, 75006 Paris
TEL : 01.4548.1139
アクセス : M° Notre-Dame des Champs /Vavin
月〜金 12h-14h / 19h30-22h30 土日休