ボリュームたっぷりの肉料理が旨い。

Tartare de bœuf Wagyu fumé au barbecue

 夏が近づくともっぱらの話題はバカンス。そこで旅行気分を先取りできるこんな店に出かけたい。ブラジルの炭火串焼き“シュラスコ”の肉料理と、エキゾチックな果実のデザートに定評あるレストランです。

 メニューを見ると、前菜11€、メイン23〜32€、デザート10€なので、夜は予算50€くらい必要になってしまうのだが、ランチなら、前菜もしくはデザートとメインで19€、3皿で25€と、コスパが素晴らしいセットメニューがあるので大いに利用したい。

 ランチメニューから選んだ前菜はwagyuのタルタルステーキ。上質の牛肉を炭火で燻製してあるので、独特の香ばしさがあるのが興味深い。黒オリーブのペースト、タプナードや黒ゴマがさらなる味わい深さを引き出すことに成功している。グラスで頼んだポルトガル産の赤ワイン(8€)ともいい感じ。

 メインに選んだ乳飲み子豚肉のローストには、揚げた細切りのキャッサバ(イモ類)がたっぷりのっていて、いかにもブラジル料理!という感じ。緑鮮やかなグリンピースの他に、サラダに混ざったアネットの香りが爽やかだ。表面を香ばしくローストされた肉はとてもジューシー。ただし、分厚いスライスが3片もあり、かなりの食べ応えがある。向かい席のマダムは、料理のボリュームがありすぎでデザートが楽しめないとシェフに文句を言っていたくらい。肉には、ミントと赤ピーマンの2種のソースが添えてあり、肉の味に変化があって楽しめた。

 苦情を申し立てていたマダムと同じく、胃袋がはちきれそうだったが、好奇心には勝てず、デザートも注文。残念ながら、頼みたかったパイナップルのローストは品切れだったが、ココナツ風味のチーズケーキにして大正解! ホワイトチョコでコーティングされたデリケートさといい、添えられたライムのグラニテの酸味とのバランスといい、デザートにも定評あるというのがうなずける一品だった。これなら、パイナップルや他のデザートも試す価値が大いにありそうだ。

 日曜のブランチ(47€)でも、評判の肉料理とデザートは堪能できるので試したい。(里)

    


Maloka Fogo & Brasa

Adresse : 1bis rue Augereau, 75007 Paris
TEL : 01.4273.4854
アクセス : M° La Tour-Maubourg/ Ecole Militaire
月~土 12h-14h/18h-23h 日11h-16h(ブランチ)/18h-21h