パリジャンとミツバチのはなし。

パリジャンとミツバチ。

ハチミツ、お好きですか? 喉が痛むときにペロリ、パンに塗ってタルティーヌ、砂糖の代わりにヨーグルトや飲み物に、仏料理ならではのソースやヴィネグレット、マスタードにも…。フランス人の食生活に欠かせないハチミツ。仏農業省によれば、国民一人あたりのハチミツ年間消費量は、欧州トップの500グラム! 

一方で、フランス産のハチミツは近年少しづつ減少傾向に。現在、国内の養蜂箱は約80万個、ハチミツ生産量は年間24,224トン。
世界的に問題視されている殺虫剤の影響や、外来種の天敵スズメバチの出現などで、フランスのミツバチにも絶滅の危機が迫っているという。

そんな中、近ごろますます元気と評判なのが、パリのミツバチたち。パリ市では、2012年より公園や共同菜園などで農薬禁止を徹底。2015年には、ミツバチにやさしい都市ラベル〈APIcité〉も取得した。さらに、市の建物の屋上に養蜂箱を設置するサポートや、市内で生産されたハチミツの販売経路の確保など、積極的に養蜂者の支援活動を行っている。

パリ市内の養蜂箱はすでに700個を超え、新たに養蜂をはじめるパリジャンも増加中。「すっかりミツバチに夢中!」という先輩たちに、その魅力について聞いてきました。(裕)

取材・文・写真:松﨑ラファン裕美子

 

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